ゆずは、秋から冬にかけて多く出回ります。先日スーパーで12個ゆずが入った箱が約400円で売られていて、これはお買い得!と思い購入。新鮮なうちに、ゆずジャム、ゆずみそ、鹿児島のゆべしを作りました。
ゆずは柑橘の香りがさわやかで、料理にもお菓子にも多く使われていますが、今回は、ゆずジャム、ゆずみそ、そして、鹿児島独特の「ゆべし」を作りました。
ゆずジャムの作り方
ゆずジャムの作り方もネットで調べてみたらたくさん出てきます。それをいろいろ参考にしながら作りました。
《材料》
- ゆず 8個
- 砂糖 300g
- はちみつ 約150g

《作り方》
- ゆずの皮を薄くむきます。
- 皮についている白いところは残っていると苦みになるそうなので、スプーンで削りました。
- 果汁はしぼります。
- 絞った後の果実が入っていた袋の部分は、種をきれいにとって残しておきます。
- 皮は千切りにし、苦みを和らげるため熱湯に入れ湯でこぼします。それを2回繰り返しました。
- 果実が入っていた袋の部分は、フードカッターで細かくします。
- 材料を鍋の中に入れます。種を30粒くらい入れたお茶パックも一緒に入れました(種に含まれるペクチンがとろみをつけてくれるそうです)
- 材料が混ざったら、はちみつを入れて、中火で15分位に詰めました。とろみもすぐについてきたので、私は5分位で種は取り出しました。
- 冷まして保存瓶に入れましたが、ちょうどいい硬さのゆずジャムが出来上がりました。
- さっそく、お湯で溶かしてゆず茶にして飲んでみました。香りもさわやかで酸味もあり、皮を食べると少し苦みが残った甘さで、苦みと甘さのバランスがとても美味しく感じました。これからの寒い時期、体も温まり重宝する飲み物になりそうです。また、パンに塗ってみましたが、こちらもおいしく、他にもお菓子作りなどに活用していきたいと思います。
ゆずみその作り方
《材料》
私は、合わせみそを使いました。みそによっても甘さが違うと思いますので、砂糖の量はお好みで調節したらよいと思います。
《作り方》
- ゆずはおろし金で皮をすり下ろします。
- 果汁はしぼり、すりおろした皮と果汁と分けておきます。
- 鍋にみそと砂糖、みりんを入れて火をかけ、弱火にかけ混ぜ合わせます。焦げ付かないようにヘラでずっと混ぜておきます。粘りが出てきたらゆずの皮と果汁を入れ、さっと混ぜ合わせます。ゆずの香りが飛ばないように、皮を入れたらあまり火は通さないようにします。
- ゆずみその出来上がりです。
ふろふき大根、こんにゃく、里芋にゆずみそを垂らして食べてみました。ゆずの香りの立つ上品なみその味わいが、それぞれの食材に合い、なんともいえない美味しさでした。
また、おにぎりにゆずみそを塗って、オーブントースターでみそに焦げ目がつくまで焼いた「焼きみそおにぎり」も作ってみました。ほんのり焦げたゆずみその味がご飯に合って、こちらもお勧めしたいゆずみその活用法です。
鹿児島のゆべしの作り方
鹿児島のゆべしは独特で、ゆずの他に、みそ、唐辛子も入れて作ります。その作り方の詳細は以前ご紹介しました。
その時にできたゆべしの味がとても懐かしくおいしくて、ゆずが出回る時期には毎年作ろうと思いました。そこで、また作ってみました。

改めて材料をご紹介します。
《材料》
《作り方》
もち米粉、みそ、さとうを混ぜ合わせ、その後、ゆずの皮、ゴマ、一味唐辛子を入れ、生地があまりゆるくならないように様子を見ながら水を50cc~100ccくらい入れ、生地をまとめます。
その後、3等分して、ラップフィルムに包んで、蒸し器で1時間~1時間30分程度蒸します。
これで出来上がり。
やっぱり癖になるおいしさです。味が濃いのでお茶も進みますし、お酒のつまみにも合います。
鹿児島ならではの「ゆべし」これからも作っていきたいと思います。

ゆずは、豊富なビタミンCやリモネンなどの香りの成分が含まれており、風邪の予防や免疫力を高める効果、美肌効果などがあるそうです。
ゆずジャム、ゆずみそ、ゆべし、それぞれに美味しく、改めてゆずの素晴らしさを感じました。
2023年の冬至は12月22日。冬至にゆず湯に入ると一年中風邪をひかないとも言われていますので、冬至にはゆず湯にゆっくり入ろうと思います。
