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「歴史」

新元号・元年!鹿児島に西郷さんの志を学ぶ「敬愛私学校」が開校!


執筆者:

以前、「てのん」にご登場いただいた山城洋一さん。

南洲哲学研究会を主宰し、西郷さんの終焉の地近くの珈琲店を拠点に、西郷さんの思想哲学を広める活動を続けています。その山城さんは新元号のスタートに合わせて、西郷さんの志を継ぐ私学校を作りたいという構想を持っていました。
その始動として、新元号初日の5月1日、「敬愛私学校」開校の記念講演会を開催します。
「敬愛私学校」開校の記念講演会を開催

山城さんの敬愛私学校とは…

これまで、山城さんは、自身が立ち上げた南洲哲学研究会を中心に、仲間たちと「敬天愛人」を中核とする西郷さんの思想哲学を学んできました。

「敬天愛人」的生き方の実践が、混迷する現代社会を救うという強い信念からでした。その山城さんの長年の夢が、西郷さんの教えを子どもたちに伝え、残していきたいということでした。こうして生まれたのが「敬愛私学校」構想。

南洲哲学研究会を主宰する山城洋一さん
西郷隆盛の「敬天愛人」の心を今に伝える 山城洋一さんのおはなし西郷さんの終焉の地、城山のふもとにある珈琲店「二官橋珈琲院」の主(あるじ)、山城洋一さん、65歳。西郷南洲に惚れ込み、西郷さんが伝えたか...
山城さんの珈琲店「二官橋珈琲院」で敬愛私学校設立のための募金活動を続けてきました山城さんの珈琲店「二官橋珈琲院」で敬愛私学校設立のための募金活動を続けてきました

西郷さんが晩年、鹿児島士族たちの学ぶ場として創設した私学校に倣って、次の世代の国づくりを担う人材をここから育てていこうというものです。

南洲哲学研究会 主宰山城洋一さん南洲哲学研究会
主宰山城洋一さん

「去年、『西郷どん』が放送されたでしょ。あれが、西郷さんという人を、改めてみんなが知る機会になったと思うんです。

でも、私に言わせれば、あれはいわば序章、これからが本番だと思っているんです。

哲学者・思想家・教育者としての西郷さんに触れると真の「西郷精神」が見えてくる。そして、西郷さんが最後にやりたかったことが「敬天愛人」を中核とする人材の育成だったと思うんです。

「西郷精神」の底に流れている「誠実さ」や「他者への思いやり」は人が生きていく上で最も大切にしていかなければいけないことだと思います。

私は、このことを次の世代の子どもたちに伝えたい。そこから、芯をもって逞しく生きていく力を身に付けてほしいんです。

「敬天私学校」は、学習塾ではありません。西郷さんの教えから学ぶ『生き方塾』です。明治維新150年が過ぎ、新元号になり、新しい時代が幕を開ける今が、絶好の時だと思っています。」

敬愛私学校で学ぶ生徒募集中!

山城さんは「敬愛私学校」を現代版・郷中(ごじゅう)教育だとも言います。

郷中教育とは、薩摩藩の独特な青少年の教育システムで、郷(ごう)と言われる同一地域に住む武家の青少年たちの間で実践されていた学び合いのかたちです。

そこには教師はおらず、年長者が先生となって年少者を指導し、年少者は年長者から学ぶ。同輩はお互いに助け合い、切磋琢磨していく。異年齢によるこの自治的な教育システムが、薩摩から明治維新を成し遂げる多くの偉人たちが輩出される礎となったとも言われています。

山城さんは、現代版・郷中教育をイメージし、この場所で子どもたちが学び合い、心を鍛え、新元号の時代の維新を成し遂げる人材が育っていくことを夢に描いています。

現代版・郷中教育 敬愛私学校の生徒募集中

  1. 対象:小学部 中学部
  2. 教育方針:西郷精神に学び誠実さと思いやりの心を持つ
    世界に通用する凛とした善士を育成する
  3. 学習内容:西郷南洲翁遺訓・薩摩郷中の訓え
    しつけ3原則・詮議・敬語など
  4. 主催:南洲哲学研究会

お問合せ先

090⁻1972⁻3800(山城さん)
※詳細は二官橋珈琲院にて資料配布中

5月1日に「敬愛私学校」開校記念講演会を開催

新元号となる初日に、開校を記念する講演会も開かれます。
新元号となる初日に、開校を記念する講演会も開かれます。

敬愛私学校・開校記念講演会のお知らせ

演題: “敬天愛人”が荒廃した日本の精神文化を救う
西郷さんの魂魄と共に“天の理想を地に実現する”ために!
日時: 2019年(新元号元年)5月1日(水)
新天皇陛下御即位記念祝祭日
時間:開場:13時半 開演:14時 終演:16時
場所:黎明館講堂
会費:無料
講師:南洲哲学研究会 代表 山城洋一さん
主催:南洲哲学研究会
※ 駐車場の確保が限定的ですので、出来るだけ公共交通機関のご利用を
お願い致します。

おわりに

新元号のスタートまでカウントダウンとなってきました。

新しい時代を迎えるにあたって、メディアを中心に改めてこれまでの時代を検証し、見つめ直す動きが増えています。時代の変遷と共に、忘れられてしまったこと、失ってきたことも少なくありません。

山城さんは、かつて確かにあった日本の精神文化を再考し、大切にしていくことが、今の混とんとした時代を救うと力強く話します。

未来の行く末が不透明な時代だからこそ、新しい時代を生き抜く知恵を、過去から学ぶことが一層求められているのかもしれません。

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