棚田の風景・初夏 日置市日吉町の草見の棚田の田植え

草見の棚田は、伊集院の街から県道37号「伊集院日吉線」を日吉方向へ、上日置のバス停付近を左に曲がって5分ほど走ったところにあります。昨年、稲の実るころにふらりと訪ね、偶然出会った女性から、棚田への深い思いをうかがいました。

(よかったら、「秋風に誘われて棚田さんぽ」の記事をのぞいてみて下さいね。)
6月に入り、そろそろ田植えの時期ではと思い、ふたたび出かけてきました。あの女性にも、またお会いできたらと期待しながら…。

日吉町の草見の棚田
日吉町の草見の棚田

田んぼには水が張られ、幼い苗が風に吹かれています。もう、田植えは終わってしまったようです。あちこちで蛙やあめんぼに出会いました。

あちこちで蛙やあめんぼに出会いました。
あちこちで蛙やあめんぼに出会いました。

あぜ沿いの山の斜面で作業をしている方たちに、田んぼを見せて下さいと声をかけると、どうぞとやさしく迎えて下さいました。もしやと思って、昨年お話をうかがった女性のお話をすると、なんとご家族だとか。わざわざ呼んできて下さり、今別府ちづるさんに再会することが出来ました!

「今日、田植えが終わったところなんですよ。いつもは6月の10日ごろなんですけど、今年は兄が、早めに種をまいて苗を育ててみたそうなんです。田んぼに植え付けてすぐに雨が多くなると、苗の根っこが傷んでしまうので、早めに植え付けて、しっかり根付いてから雨の時期を迎えられるようにって。お米作りって、多い人でも一生で60回くらいしかできませんもんね。なかなか難しいみたいですよ。」

何代にもわたる人生をかけた経験の積み重ねが、お米作りなんだな…。
あらためて、ご飯をよくかみしめて味わおう、そう思うのでした。

今日、田植えが終わったところなんですよ

見渡すと、今別府さんが育てた紫陽花やハーブの花が、棚田を彩ります。

見渡すと、今別府さんが育てた紫陽花やハーブの花が、棚田を彩ります
見渡すと、今別府さんが育てた紫陽花やハーブの花が、棚田を彩ります
見渡すと、今別府さんが育てた紫陽花やハーブの花が、棚田を彩ります

今別府さんの棚田からもう少し行ったところにある棚田は、田植えが終わった田んぼがあったり、代掻きをしている田んぼがあったり。

田植えが終わった田んぼがあったり、代掻きをしている田んぼがあったり

「うちの田んぼは、来週田植えだよ。この辺は水がきれいだから、いい米ができるよ。ホタルも出るしね。」
代掻きをしていた方が、わざわざトラクターのエンジンを止めて、教えてくれました。

人から人へ、地道な作業で守られてきた棚田の風景。ただ美しい景色として、なにげなくそこにあるものではないんだな…。ここに来るたびに、思うことです。


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投稿者: てのん記者