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てのん講座「親子で参加!これでバッチリ!夏休み自由研究」を開催


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夏休みの悩ましい宿題の一つ「自由研究」。

何をテーマに、どのように実験・観察を進め、まとめるのか大変ですよね。私も3人の子供が小学生の頃、悪戦苦闘しながら取り組みました。

その経験をてのんスタッフに話すと「小学生の親子の方のアドバイスになるんじゃないかしら?」と言ってもらい、お恥ずかしいですが講座を開くことになりました。

簡単な実験をしながら、自由研究のノウハウをわかりやすくお伝えできたらと思います。

感動した「カブト虫のかんさつ」

それまであまり熱心に自由研究に取り組んでこなかった私たち親子が、「自由研究って面白い!」という気持ちに変わった経験がありました。

カブト虫の卵を成虫になるまで1年間観察したことです。

飼っていたカブトムシが卵をたくさん産んで、「この卵が本当にカブト虫になるのかな?育ててみたい!」と子供が言ったので、「じゃあ育ててみようか。」と飼育ケースに入れて育てることにしたのです。
「この卵が本当にカブト虫になるのかな?育ててみたい!」と子供が言ったので、「じゃあ育ててみようか。」と飼育ケースに入れて育てることにしたのです。
すると111匹も卵から幼虫が孵化(ふか)しました。幼虫がうじゃうじゃ土の中にいて、もうびっくり!

この時は、幼虫が全部順調に育つなんて思っていませんから、あまり深く考えず、とりあえずそのまま育てることにしました。
この時は、幼虫が全部順調に育つなんて思っていませんから、あまり深く考えず、とりあえずそのまま育てることにしました。
幼虫はフンをたくさんするので、何度か土替えをしながら、飼育ケース9個に分けて育てました。幼虫たちは、意外と元気で、ほとんどがすくすくと育っていきました。

そして6月、感動の瞬間が訪れました。
カブトムシが成虫になって次々と土から出てきたのです。

最初に角が見え始め、そして、一生懸命ごそごそと土をかき分けて登って来るカブトムシの姿、感動的でした。親子で時間を忘れて観察しました。
カブトムシが成虫になって次々と土から出てきたのです。
一生懸命ごそごそと土をかき分けて登って来るカブトムシの姿、感動的でした。親子で時間を忘れて観察しました。
結局77匹もカブトムシの成虫が誕生しました。
マンションの小さな倉庫の中に入れっぱなしだったのに、幼虫たちは秋から冬、そして春と
季節の移り変わりを感じ、自然の中のカブト虫と同じように夏の始めにちゃんと成虫になりました。

その1年間の観察の記録を、子供と一緒にまとめました。
結局77匹もカブトムシの成虫が誕生しました。
その1年間の観察の記録を、子供と一緒にまとめました。
子供のためにと始めた観察でしたが、一緒に関わることで親の方も感動や発見がありました。1年間通して観察した事は、生命の不思議を親子共に感じることが出来た貴重な経験となりました。
1年間通して観察した事は、生命の不思議を親子共に感じることが出来た貴重な経験となりました。
このカブトムシを育てた経験がきっかけとなり、親子で「他にもいろいろ観察してみたい、実験してみたい」と、自由研究に取り組む楽しさが芽生えてきたように思います。

身長の不思議

「朝起きた時、なにか背が高くなっているような気がする!」と子供がつぶやいた言葉をきっかけに、本当に身長は伸び縮みするのか調べました。
「朝起きた時、なにか背が高くなっているような気がする!」と子供がつぶやいた言葉をきっかけに、本当に身長は伸び縮みするのか調べました。
夏休みの間、ひたすら家族5人、朝起きてすぐと、寝る前に、身長を計測。

すると、子供の場合、朝の方が、夜よりも2~3センチも高い事がわかり驚きました。
朝、背が高くなったと感じていたのは、本当だったんですね。
朝、背が高くなったと感じていたのは、本当だったんですね。
ジャンプしたり、お風呂に入ったり、昼寝をしたり条件を加えた後に身長を計測したり、座高を計測したり、いろいろな事を親子で試すことで、身長の伸び縮みの不思議がわかりました。

紙のしみ込みの実験

子供が「習字の時間に墨で習字紙に字を書いたら、墨がにじんで書いた時よりも字が太くなったけど、新聞紙に練習で書いたらぜんぜんにじまなかった。

なぜだろう?」という疑問を持ったので、それを自由研究にしよう!という事で行った実験です。
なぜだろう?」という疑問を持ったので、それを自由研究にしよう!という事で行った実験です。
新聞紙・習字紙・段ボール・画用紙・キッチンペーパーなど紙の種類によってしみこみ方に違いがあるのか、水、墨汁、牛乳、しょうゆなどいろいろな液体で実験。

また、紙をマイクロスコープで観察したりしながら、なぜしみ込み方に違いがあるのか調べました。
紙をマイクロスコープで観察したりしながら、なぜしみ込み方に違いがあるのか調べました。
この他にも、色水の研究、布の乾きやすさの実験、さつまいもの観察、物の浮きやすさの実験など、親子でいろいろ取り組みました。
この他にも、色水の研究、布の乾きやすさの実験
さつまいもの観察、物の浮きやすさの実験など、親子でいろいろ取り組みました。
子供が身近に感じた「なぜだろう?」「どうしてなんだろう?」と思ったことを、実験や観察を通して「なるほど、そうだったんだ!」「わかった!」と、思える事がとても大切な事だと思いました。

もちろん、その過程では「どうまとめたらいいのかわからない」「上手に書けない」と子供が涙目になる事も度々ありました。

小学生の場合、一人で実験や観察を進め、一人でまとめるのはちょっと大変だと思います。私も、文系出身で科学の知識もありませんし、専門家でもありませんが、一緒に本で調べたり、粘り強く寄り添いながら一緒に自由研究を進め、まとめてきました。

結果として親子のコミュニケーションもとれて、親子で成し遂げる達成感のようなものを味わうことが出来ました。
小学生の場合、一人で実験や観察を進め、一人でまとめるのはちょっと大変だと思います。
結果として親子のコミュニケーションもとれて、親子で成し遂げる達成感のようなものを味わうことが出来ました。
その経験から、子供と一緒に実験や観察を楽しく進めていく方法や、結果のわかりやすいまとめ方のコツが、少しわかってきたような気がします。

そこで、夏休みに自由研究をしてみたい小学生の親子の方を対象に、簡単な実験をしながら、記録の取り方、スケッチの仕方、結果のまとめ方などをお話し、また、母親の目線で、親子で自由研究に取り組む良さなどもお伝えできたらと思います。

てのん 夏休みワークショップ

「親子で参加!これでバッチリ!夏休み自由研究」

講座内容

  •  実際行った自由研究を紹介しながら、まとめ方のコツをアドバイス
  • 「水に浮くもの浮かないもの」の実験などを行い、講座の体験だけでも自由研究がまとめられます。

日時:令和 元年 7月 20日(土)
1回目 10時~12時
2回目 14時~16時 ※講座内容は同じです。
場所:MBC南日本放送 tegeラボ (鹿児島市高麗町5-25)
※駐車場をご利用の方は、お申し込み時にお知らせください。
参加対象:小学生とその保護者
参加料:親子で1,000円 (実験の材料代を含みます)
※お子様だけの参加はご遠慮ください。
※上記料金は保護者1名、お子様1名の料金です。複数のお子さんと参加される場合は、追加で一人500円をお支払いください
締め切り:7月 12日 (金)
※定員になり次第、締め切らせていただきます。(1回で20組の親子を予定)
申し込み方法 参加ご希望の方は、下記よりお申込みください。
★先着10名の方に、7月26日より開催される「古代アンデス文明展」の無料招待券を差し上げます。
★夏休みの期間中、てのんサイトに自由研究に関するヒントを随時発信します!
講師:岩元 英代
webメディア
人ものがたり「てのん」副編集長(元MBC報道記者)

終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。講座お申し込みフォーム

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