伊佐市にアトリエを構え、世界を舞台に活動する美術家竹之内直記さんから、てのんに一通のはがきが届きました。

4月28日からはじまる作品展のお知らせです。
場所は霧島市の大隅横川駅。築100年をこえる、国の登録有形文化財の駅舎での開催です。
初日にさっそく出かけてきました。
今回展示されている作品は、木版画38点。これまで制作してきた作品の中から、竹之内さんご自身が「いま、気になる作品」を集めました。今回新たに摺ったものもあります。
竹之内さん、なぜこの駅で作品展を開いたのでしょう?
「母がここの出でね。小さいころ何度か来たことがあって縁がある場所。天井が高くていい空間なのに、ふだん使われてないから、作品展をしてみようと思って。」
展示のためのパネルも手作りです。
お話をうかがっていると、ちょうど観光列車「はやとの風」が到着。静かな駅が、しばしにぎやかに。
「汽車の旅も、たまにはいいもんです。隼人からの上り坂は、木が線路に近くて新緑のトンネル、いいですよ。てのんで来て下さい。」
さりげなく「てのん」をしのばせて下さる茶目っ気も。
竹之内さんの木版画は、見つめていると、心が柔らかくほぐれていくような心地になりました。ゴールデンウイークの一日、その世界にふれる旅に出かけてみませんか。
竹之内直記 版画展
4月28日(土)~5月6日(日)
10時30分~17時
霧島市大隅横川駅にて開催中!