てのん学校トークショー開催

大河ドラマ「西郷どん」にも登場!福昌寺跡に眠る調所広郷さん!


執筆:

鹿児島の偉人というと、真っ先に西郷さん、大久保さんをあげる人が多いと思いますが…

この人がいなかったら、薩摩の明治維新での活躍はなかったかも…
今回は、薩摩の影の立役者、調所笑左衛門広郷さんのお話をご紹介します。

鹿児島市の島津家の菩提寺「福昌寺跡」

鹿児島市の島津家の菩提寺「福昌寺跡」

この福昌寺跡の一角に、調所さんのお墓があります。

福昌寺跡にある調所さんのお墓福昌寺跡にある調所さんのお墓

福昌寺ゆかりの方々を偲び、歴史を子どもたちと楽しく学ぼうという会の活動で去年、「さつまを救った男・調所笑左衛門さん」を取り上げました。

「福昌寺跡を守り、歴史を子どもたちに語り継ぐ会」
「福昌寺跡を守り、歴史を子どもたちに語り継ぐ会」

鹿児島での歴史研究の第一人者原口泉先生や調所さんの7代目子孫・調所一郎さんも横浜から駆けつけて下さって、オリジナル紙芝居を披露しました。

薩摩の歴史研究の第一人者 原口泉先生(鹿児島県立図書館長)
薩摩の歴史研究の第一人者
原口泉先生(鹿児島県立図書館長)
手づくり紙芝居を上映 
手づくり紙芝居を上映

江戸時代も幕末近い頃。
薩摩藩は500万両という巨額の借金を抱え、まさに破産寸前の状態でした。

当時の薩摩の年収が12~14万両だったといいますから、桁違いの借金です。

時の島津重豪公は一介の茶坊主上がりの調所さんを藩の最高職・家老に抜擢、財政の立て直しを命じたのです。

イラストレーター淵上冴己さんが紙芝居の絵を描いて下さいました
イラストレータ淵上冴己さんが紙芝居の絵を描いて下さいました
© saki fuchigami

当時、お殿様の命令は絶対でした。調所さんは、覚悟を決めて、命がけの改革を断行。

離島の特産品である黒砂糖をはじめ、様々な商品作物を開発、それらを藩の専売制にして高くで売ったり、琉球を通じて清との密貿易を行ったりして莫大な利益を得ていきました。

© saki futigami 
© saki fuchigami

そして、わずか10年あまりの間に巨額の負債を解決し、貯えまで残すという信じられない財政改革を成し遂げたのです。

500万両の借金のある藩から250万両の貯えのある藩に
© saki futigami

しかし、あまりに徹底した改革で、奄美をはじめとする島民が重税に苦しめられたことや幕府に密貿易の嫌疑をかけられ、藩主に迷惑がかかることを恐れて自殺したことなどから、汚名をきせられることになります。

調所家は屋敷も取り上げられ、一族は離散。名前を変えて居場所を転々とする等の迫害を受けました。

そんなこともあり、調所さんが藩の財政を立て直した薩摩の救世主として評価されるようになるまでには、とても長い時間がかかりました。

天保山にある調所さんの銅像
天保山にある調所さんの銅像
没後、150年経った平成10年に建設された
没後、150年経った平成10年に建設された

お話し会で原口泉先生は、子どもたちに…

お話し会で原口泉先生は、子どもたちに…

「薩摩に大きな貯えがあったからこそ、他の藩に先駆けて軍事力を強化したり、産業の近代化を図れたんだよ。強い薩摩の礎を作ったのが調所さんで、調所さんがいなかったら、あの明治維新での西郷さんや大久保さんの活躍もなかったかも。調所さんは、まさに薩摩の大恩人。」と話されました。

調所さんの7代目子孫の調所一郎さんも…

横浜在住の調所さんは刀剣刀装研究家として知られる
横浜在住の調所さんは刀剣刀装研究家として知られる

「歴史には表と裏があって面白い。どっちから見るかで違ってくる。
本当はどうだったのか知りたくて、今も全国あちこち歩き回っています。

自分の目で見て、足で歩いて歴史を調べてみたら面白いですよ。」と話しかけました。
驚くことに、この会に、調所さんの子孫という方が参加して下さっていました。

お母さんが調所さんの7代目子孫という川原さんご一家(鹿児島市在住)
お母さんが調所さんの7代目子孫という川原さんご一家(鹿児島市在住)

7代目子孫にあたる明子さんは…

調所左衛門さんの7代目子孫・川原明子さん
調所左衛門さんの7代目子孫・川原明子さん

「母から調所笑左衛門さんの事を薩摩の重臣として活躍したと聞いていました。

でも一方で、庶民を苦しめた話も聞いたりして、悶々としていたけど、胸のつかえがとれて、何だかすっきりしました。」と笑顔。
となると…

8代目子孫の颯人くんと鉄平くん
8代目子孫の颯人くんと鉄平くん

息子の颯人くんと鉄平くんは、調所さんの8代目の子孫ということですが、この時初めて、調所笑左衛門さんがどんな人だったのか詳しく知ったそうです。

「もっと詳しく知ってみたい!」そんな小さな8代目子孫の好奇心からデジカメと筆記用具を持って見て歩いて訪ねるご一家の「ご先祖様・笑左衛門さんをめぐる旅」が始まったのです。

調所さんの紙芝居より © saki fuchigami
調所さんの紙芝居より © saki fuchigami

今度は、そんな川原さん一家の歴史を訪ねる小さな旅話についてご紹介しますね。










data-matched-content-ui-type=”image_card_stacked”
data-matched-content-rows-num=”3″
data-matched-content-columns-num=”3″


この記事が気に入ったら
いいね ! してね

投稿者: てのん記者