あちらこちらから桜満開の便りが届いていますね。今年は寒の戻りが強かったせいか、桜の花もパァッと目覚め、一段と華やかさを感じます。
みなさんこの時期、お気に入りのお花見スポットにお出かけかもしれませんが、少し足を延ばして、「日本さくら名所100選」にも選ばれたお隣の宮崎県都城市の母智丘(もちお)公園に出かけました。満開の桜がこぼれるように溢れていました。
千本桜として知られるもちおの桜並木は、およそ2㎞にわたって続いています。
まさに桜のトンネル。トンネルをくぐりながら、立ち止まったり、見上げたり…
桜にまるごと包まれながら過ごす幸せな時間です。
母智丘公園は都城市西部郊外の丘陵地にあります。自然に囲まれた緑豊かな公園内には、ソメイヨシノ、八重桜などおよそ2,600本もの桜が植えられていて散策も楽しめます。
丘の頂上にある母智丘(もちお)神社に行ってみました。
この神社周辺にまつわるお話をひとつ。
かつて、この丘の頂上には巨石が散在していて、その巨石群は火山の噴出による赤ボラで地中に埋まっていたそうです。
その一つに世にも珍しい壮大な陰陽石が残っていて、古くからこの陰石に祈願水をかけると縁結び、安産、商売繁盛、病気全快など、様々なご利益があると言い伝えられ、今も霊験あらたかな石として珍重されています。
さて、神社の参道から眼下に広がる景色がまた絶景です。
この日は、花曇りで霞がかかっていましたが、ここから見える都城盆地、見下ろす桜並木は、格別です。
神社近くに駐車場がありますので、桜並木を楽しんだら、是非ここまで行ってみて下さいね。
例年10万人を超える人出で賑わうという母智丘公園。風が吹くと、もう花びらがヒラヒラと舞い始めていました。
開花が例年より早かった今年は、今週末がお花見のラストチャンスという所も多いようです。満開の桜と桜吹雪…一年に一度、ほんの短い間、桜の花と過ごせる贅沢な時間です。
【母智丘公園のお花見情報】
第68 都城もちお桜まつり
3月30日(金)~ 4月8日(日)
母智丘公園では、30日(金)からはライトアップ(日没~21:00まで)も始まり、今度の土、日はお祭りのイベントも開催され、お祭りムードいっぱいです。
4月8日までは公園内でバーベキューもOKだそうですよ!
※ステージイベントは3月31日(土)4月1日(日)
詳しくは 都城観光協会のホームページをご覧くださいね。
【アクセス】
■ 母智丘公園