認知症の方への声かけ、学んでみませんか?地域丸ごと見守り訓練・参加者募集!


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9月21日は「世界アルツハイマーデー」世界中で、認知症の理解普及を図るための活動が行われます。鹿児島県も今週を「認知症を理解し、一緒に歩む県民週間」に定めて、様々な普及啓発活動が行われています。きょうは、認知症の方の助けになるために、自分たちの出来ることを学ぼうという体験型のイベントについてのご案内です。

認知症の行方不明者が多発

認知症になると、場所や時間の認知機能が低下し、今どこにいて、何をしようとしていたのか分からなくなり、迷子になってしまうことが良く起こります。

このことが原因による認知症の行方不明者が大きな社会問題になっています。

去年一年間で、警察に届け出のあった認知症の行方不明者は全国で1万5,000人を超え、過去最高となりました。(警察庁発表)行方不明になったまま、亡くなって発見された人も少なくありません。

この問題に自分たちで出来ることはないのかと企画されたのが「地域丸ごと見守り訓練」です。

行方不明になっている高齢者を探す模擬訓練をすることで、迷子になって困っている認知症の方を安全に助け出す術(すべ)を身につけようというものです。

地域で暮らす人たちが、認知症のことを理解し、見守る力をつけていくことが、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりにつながるという考え方からです。

迷子になっている認知症の方に出会ったら、どう声をかけますか?

この地域で「地域丸ごと見守り訓練」が開かれるのは2回目です。今年4月に行われた、1回目の模擬訓練を、てのんで取材させていただきました。

認知症の行方不明者を探す模擬訓練(今年4月・鹿児島市)
認知症の行方不明者を探す模擬訓練
(今年4月・鹿児島市)

参加者はあらかじめ、認知症とはどんな病気なのか、認知症の方にどのように声かけをしたら良いかを学んで、この訓練に臨みました。

認知症役の方を探し、声かけをする訓練をしました!
認知症役の方を探し、
声かけをする訓練をしました!

認知症の方と接する時には、とても大切な心得があります!

3つの『ない』を大切に

  1. 驚かせない
  2. 急がせない
  3. 自尊心を傷つけない

具体的な対応の7つのポイント

  1. まずは見守る
  2. 余裕をもって対応する
  3. 声をかけるときはひとりで
  4. 後ろから声をかけない
  5. 相手に目線を合わせて優しい口調で
  6. おだやかに、はっきりした話し方で
  7. 相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応

このことを学んだ参加者は、服装や年齢などあらかじめ知らされた情報をもとに、認知症役の方を探し、見つけたら声かけをして、安全に保護するというものです。

「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」
「驚かせない」
「急がせない」
「自尊心を傷つけない」

 

どう声をかけして…
どう声をかけして…

 

安全に助けることが出来るかを体験的に学びます!
安全に助けることが出来るかを体験的に学びます!

「実際にやってみたら難しかった。」「安心してもらえるのって、案外難しい。」という声などが聞かれました。

頭の中で分かっていても、何から話しかけたら良いのか?どこに連絡したらよいか?など当事者となると、とても難しいものだと感じました。

認知症の人は「困った人」ではなく「困っている人」

「地域丸ごと見守り訓練」を企画している
かごしま地域見守りネットワーク
『みま~も・かごしま』事務局
水口義夫さん

「自分が今、どうしてここにいるのか分からない。ここがどこなのか分からない。そんな状態になったら誰だって不安ですよね。認知症の人は、『困った人』ではなく、『困っている人』なんです。地域で暮らす一人でも多くの人が、この方々のSOSに気がつき、対応できる力をつけることが、認知症の方が安心して暮らせるまちづくりの第一歩になると思います。今回は、前回よりもっと多くの方々に、声かけの体験をしていただこうと思っています。認知症の方の気持ちになって、声をかけてみて下さい。この体験の積み重ねがきっと力になります。皆さん、是非ご参加ください。」

以前、迷子になってしまう認知症の方のいるご家族に「家族がちゃんと見ていないから」と、監視を求める声があがったという話を聞いたことがあります。

水口さんたちは、「認知症の方にとっての安心・安全は、閉じ込めることではなく、迷子になっても安心していられる町に変わっていくことではないでしょうか」と問いかけます。あと10年もすると、認知症1000万人時代がやって来ます。

これは、国民の10人に1人が認知症とその予備軍になるという時代です。地域の中に、さりげなく見守って声をかけてくれる人がいることが、認知症の方やその家族にとってどんなに助けになることか…見守りネットワークを担っていくのは、そこに暮らす一人ひとり。そんな、地域の一員となるために、認知症の方と普通に言葉を交わし、コミュニケーションが取れるようになることを楽しく学べる体験会です。

「地域丸ごと見守り訓練」に参加してみませんか?

第2回 地域丸ごと見守り訓練のご案内

主催:中郡校区社会福祉協議会
後援:かごしま地域見守りネットワーク『みま~も・かごしま』

日時:平成30年9月22日(土)
受付:8:30
開始:9:00~14:00(説明、訓練開始、振り返り等)

※ 災害時、非常時の対応策!
昼食を兼ねた非常時のビニール袋炊飯などの炊き出し、非常食の試食会もあります。

会場:郡元公民館
(鹿児島市郡元2丁目7-19)
問合せ:『みま~も・かごしま』事務局
TEL:099-297-4433
FAX:099-297-4432
携帯:090-5939-7007
(担当 水口義夫さんまで)












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投稿者: てのん記者