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「歴史」

2024年8月3日(土)に、戦争を語り継ぐお話会を開催します。(MBC内 tegeラボ)


執筆者:

戦争を体験された方の話をコツコツと集め、紹介してきた「てのん」が初めて開催するお話会。お話会では、母親の体験をまとめた本「私が子供だった頃~戦争の記憶~」をもとに、戦争中の教育や、食べ物、空襲を受けた日々などをお話しする他、鹿児島大空襲の証言などを紹介します。ぜひ小中学生の方に聞いていただきたいお話会です。

夏休み 戦争を語り継ぐ お話会を開催

詳細は、このチラシに書かれているとおりです。

戦争を語り継ぐお話会
参加のお申し込みはこちらよりお申し込みください。
参加申し込み

戦争の証言を集めてきた「てのん」

これまで「てのん」が紹介した戦争体験に関する記事は、30以上になります。
戦争を体験した方の記憶を記録として集めていきたいという思いでコツコツと活動を続けて来ています。
・鹿児島大空襲を体験された方の証言、・ヒロシマでの被爆体験、・長崎での被爆体験、・満州からの引き揚げ体験、・台湾からの引き揚げ体験、・アメリカ軍の九州上陸に備えた体験、・学徒動員で戦闘機を作っていた体験など、お話してくださった方の証言から、戦争は、戦地に行った兵隊だけでなく、その家族・残されたすべての人々が巻き込まれ、すべての人の穏やかな日常を奪うものだという事を改めて痛感しました。
そして、お一人お一人違った体験をされているけれども、その体験は、本当に悲惨で、苦しくて、辛いものばかりでした。

大変喜び「光栄なことだね。今思い出しても戦時中は本当に大変だったから、できるだけ多くの人に読んでもらって、戦争の悲惨さを伝えられたらいいね。お母さんもまだまだ元気で生きなきゃね。」と話していました。

そして、その記録をするという活動の一つとして、私自身の母親の戦争体験もじっくり聞き、それを1冊の本にまとめました。
その本の中身についても、「てのん」の中で、何回かに分けて紹介したのですが、その記事を通して、国立博物館「昭和館」が本のことを知ってくださり、昭和館に収蔵されることとなりました。
およそ80年前、鹿児島県薩摩川内市に住んでいた当時小学生だった母の戦争体験記を、戦中・戦後の国民生活の労苦を伝える一つの資料として昭和館に収蔵していただくことの意味の大きさを感じました。それは、何も特別な人ではない、田舎で暮らす一人の少女だった母の日常が、戦争を伝える大事な証言になるという事です。

まだまだ歴史の中に埋もれている戦争悲話があちこちに残っているかもしれないと思います。
ただ、戦争体験者の高齢化が進み、その証言をしてくださる方も年々少なくなってきており、今から掘り起こしていく作業はなかなか進まないように思います。そこで、その掘り起こし作業もコツコツと続けつつ、これまでお話を伺った方たちの戦争体験を、私たちが代弁し、語り継ぐこともしていきたいと思い始めました。

そこで、今回、はじめて開くのが「夏休み 戦争を語り継ぐ お話会」です。
戦争中の教育や、食べ物、空襲を受けた日々など、いろいろ資料や写真を使ってわかりやすくお伝えしたいと思っています。
小中学生の方やその保護者の方、夏休みの1日、一緒に戦争について学び考えてみませんか?ぜひご参加ください。

参加のお申し込みはこちらよりお申し込みください。
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