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「生き方」

【おうち時間の楽しみ方】おばあちゃんのそろばんエクササイズ

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新型コロナウイルスの影響で、お出かけを控えていらっしゃる方も多いことでしょう。老若男女、おうちで何して過ごそうか?と頭を痛めていらっしゃる方も多いことでしょうね。

そこで、以前、自家製ヘチマ水のつくり方を教えていただいた不二子おばあちゃんが毎日やっているというそろばん遊びを見せてもらいました。

シニアにとっては脳トレ効果が、子どもさんにとっては、遊びながらお勉強にもなる…そろばんを使った超シンプルなおうち遊びのご紹介です!

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不二子おばあちゃんのハッピーそろばんエクササイズ♪

不二子おばあちゃんが毎日やっているそろばんを使った能活メソッド。先生に習った訳でもなく、自分で考えた超シンプルなメニューだそうですが、なかなか楽しそうです。


楽しそうですよね。思わずそろばんのお誘いまで受けちゃいました。

でも、どうしてそろばんに目覚めることになったんでしょう?それに、どんな脳トレ効果があるのかな?不二子おばあちゃんのそろばんエクササイズをパートごとに見せていただきながら、そろばんの楽しさを教えてもらいましょう。

不二子おばあちゃん(89歳)そろばん大好き
不二子おばあちゃん(89歳)

不二子おばあちゃんのご紹介


不二子おばあちゃんは89歳。鹿児島市内でひとり暮らしをしています。

これまで毎日のように庭での畑仕事に精を出していましたが、足腰が弱くなり、転んだら大変と庭仕事はお休みしています。

ひとりで家の中で過ごすことが多くなってから、何か毎日やれる楽しいことないかなぁと思っていたそうです。

「そうだ!若い頃やっていたそろばんをやってみよう!」と思い立ち、長い間、眠っていたそろばんを取り出しました。頭を働かせて、手も動かすから、きっと頭の体操になるんじゃないかなぁと思ったそうです。

でも、長いことやっていなかったので、指が動くかな~とか、思い出せるかなぁ~と不安もあったそうですが、心配は無用でした。やってみるとこれが面白い!すっかりハマって今では、毎日のそろばんエクササイズに夢中です。どんなことをやっているかと言いますと…

今これに夢中…48を10回足していくエクササイズ♪

48の数字を10回繰り返して足していくと480になるというエクササイズ。なぜ48かというと…そろばんを独学で勉強していた18歳の頃、自分で思いついたトレーニング方法なんだそうです。

48、足して96、また足して144…う~ん暗算するだけでも頭が痛くなりそうですが、不二子おばあちゃんは、迷いなくパチパチと弾いていきます。では、その腕前を見せていただきましょう!


480になりました!

これを始めるまで、長い間、そろばんに触っていなかったといいますが、手が憶えていて昔の記憶を呼び戻したのでしょうか、すぐに出来るようになったそうです。

通常の計算では論理や分析をつかさどる左脳を使っているそうですが、そろばんの暗算では、創造力や発想力をつかさどる右脳を使っているという研究結果があるそうです。

日本珠算連盟によりますと、暗算には珠算式暗算(右脳使用)と算数式暗算(左脳使用)があって、そろばんによる珠算式暗算は、右脳で処理した答えのパターンを直感像として記憶するので、長く記憶にとどまり、長期間失われないんだそうです。不二子おばあちゃんは、このトレーニングを毎日していますが、ほとんど間違えないそうです。

5回足した時、240になっているかどうかを確認して、さらに次の5回に進んでいくのが間違えないコツだそうですよ。それにしても89歳にしてこの珠さばき、お見事です!


久しぶりに聴くそろばんを弾くパチパチっていう音。リズミカルで心地よい響きです。

この指を動かす作業も脳に刺激を与え、脳が活性化するんですって。数字に強くなるだけでなく、おのずと集中力も高まります。「数が合えば『やった~』って気持ちになって嬉しいよ。」と不二子おばあちゃん。この達成感がやる気スイッチの源みたいです。

そして調子が乗ってくると、48を20回足していく2セット目に挑戦します。こうなると集中力MAXです!960になりますかどうか?


お見事、ご正解!計算が合ってご満悦ですね。夢中になると外からの声も耳に入りません。

そろばんは集中力を養うっていいますけど、ほんとにそう思いました。

そろばんの「脳トレ効果」は?

そろばんは「昔のもの」「計算機もあるし、日頃の生活にはあまり出番がないよね。」と思っている方も多いかもしれませんが、脳科学の面から、五感を使っての「脳トレ」として注目されています。

言語や数的処理をつかさどる左脳だけでなく、右脳とも深く結びついていて、「記憶力・判断力・集中力・処理能力・忍耐力・創造力」といった様々な能力を向上させる効果が指摘されているのです。

認知能力の向上や認知症予防、脳損傷や脳機能障害に悩む人の機能改善効果も実証されています。子どもにとっては潜在能力を開発する習いごととして、シニアの間でも脳を鍛えるトレーニングのひとつとして、密かに人気となっているそうです。

「そろばんは、私のおもちゃよ」と不二子おばあちゃん「そろばんは、私のおもちゃよ」と不二子おばあちゃん

「そろばんは、私のおもちゃ(笑)自己流だから、そろばんの先生が見たら、きっと笑うかもよ~(笑)でも、これだと紙も鉛筆もいらないし、間違えたら、珠をはらってご破算にして、もう一回やればいいでしょ。そろばんだけあればいいんだから、こんな簡単な楽しい遊びは無いよ。」

数字マジックのそろばんに挑戦中!

その不二子おばあちゃんが、今チャレンジしているのが、123456789(1億2345万6789)を9回足していくエクササイズ♪若い頃、これを良くしていたそうです。

「計算機で129456789に9をかけてごらん」と言われてやってみると…123456789×9=1111111101(11億1111万1101)になりました!「1がズラーッと並んで面白いでしょ。」と不二子おばあちゃん。若い頃は出来ていたんだそうですが、今はこれがなかなか難しいんだそうです。


不二子おばあちゃんは、1(いち)2(に)3(さん)4(し)…と声に出しながらやっています。でも足し算を繰り返すうちに、指がスムーズに動かず、途中で珠が崩れてしまうんだそうです。

何とかこれをやれるようになりたいと日々頑張っています。「そろばんは正解があるでしょ。これがいいの。」とにっこり。そろばんは、日々の「自分試し」なんだろうなぁ。そろばんの効果なのか、不二子おばあちゃんの記憶力には、離れて暮らす子どもたちもタジタジしています。

子や孫たちの誕生日はもとより、思い出の記念日、親兄弟の命日、四季の行事など、誰よりもしっかり記憶していているそうです。しかもメモ無し。そろばんの上級者は、頭の中にそろばんを持っているって言われているけど、不二子おばあちゃんの頭の中にはメモ紙が入っているんだろうなぁ。

毎日欠かさず続けていることも記憶力の維持に繋がっているのでしょう。でも一番印象に残ったのは、そろばんを弾く不二子おばあちゃんの笑顔。自分で考えた今の自分にちょうどいい加減のチャレンジだから楽しいんだろうな。こんな楽しみ方を見つけられたら、ひとり時間も悪くないって思いました。

不二子おばあちゃんは、これまで一番の楽しみだった畑仕事が出来なくなって、何か家の中でできる楽しみはないかと知恵を絞って、昔やっていたそろばん遊びと再び出会うことになりました。

新型コロナウイルスによる外出自粛が続いていて、気分もどこか滅入りがちですが、家でこれまでやっていなかったことややりたいと思っていたことをできる時間が生まれたと考えれば、何か新しい楽しみを見つける良い機会かもしれませんね。

不二子おばあちゃんは、誰にも束縛されず、自由に、おうち時間を楽しむ達人じゃないかなぁ。

あなたもやってみませんか?不二子おばあちゃんのそろばん能活メソッド
そろばんひとつあればできる簡単なそろばん能活メソッドです。最後にもう一度、不二子おばあちゃんの「毎日そろばんエクササイズ」ご覧ください♪


そういえば、このところ、もの忘れもひどくなってきたし…小学生の時以来、家に眠っているそろばんを取り出してみようかなぁ~

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