暖冬の影響で、大根の値段もかなりお安めですよね。
大根は漬物の代表選手のような野菜。たくわんやべったら漬け、みそ漬けなど、その土地土地で昔から作られてきた漬物の他、各家庭でもいろいろ工夫されてオリジナルな大根の漬物作られていると思いますが、今回は、母が毎年作っている「大根の柚子香漬け」をご紹介します。
この冬の温かさで、野菜の値段も例年より安くなっています。
大きく成長した大根も1本110円でした。
消費者にとってはありがたいのですが、農家の方は、収穫量が多くなったり、収穫時期が早まったりで値段が下落し、ご苦労されていると伺います。せめて農家の方に感謝しながら、野菜をもりもりいただこうと思います。
ところで、87歳になった母は一人暮らしで、自分が食べる野菜を家庭菜園で育てたり、季節ごとに出回る野菜・果物を使って保存食を作ったり、ゆったりとした時間の中で、日常をこまめに工夫しながら暮らしています。
そんな母から「簡単にできるから作ってみたら」と時々、手書きのレシピが送られてきます。
これまで母が作ったものを貰ってばかりいたのですが、最近は、その味を受け継ぎ、自分も作れるようにならないといけないなあと思うようになりました。

この「大根の柚子香漬け」もそのレシピの一つです。
初めて作ってみましたが、分量通りに作ったら美味しくできました。
大根の柚子香漬けの作り方
材料
大き目の大根を量ったら2㎏あったので、その分量で書きます。
・大根(正味)・・ 2㎏
・砂糖・・・・・ 500g
・塩 ・・・・・ 80g
・焼酎・・・・・ 120㏄
・酢 ・・・・・ 120㏄
・唐辛子・・・・ 1本~2本
・だし昆布・・・ 8センチ位
・柚子の皮・・・ 1個~2個
下準備
- 大根は横半分に切って、その後、縦に3等分に切り分けます。
- 縦に切り分けた大根を、また、3等分にして、長方形の棒状にします。
- 大根1本を切り分けたらこんな感じになります。
- だし昆布は2~3mm幅の細切りに。唐辛子は種を出し、2mm位の輪切りに。
柚子は皮をむき、5mm位の短冊切りに。
作り方
- 大きなガラス瓶に、長方形の棒状に切った大根を詰め込みます。
- 調味料は、固形物から先に入れます。
昆布→柚子の皮→唐辛子→砂糖→塩→焼酎→酢といった順番に入れていきます。
- 常温のところに置いて、時々瓶をゆすります。
2日もすると調味液が上がってきます。※ここで気づきました。キビ砂糖を使ったので大根の色が少し茶色になってしまいました。
きれいな白の漬物を作るには、白砂糖を使った方が良いと思います。
- 2~3日後には食べられます。
食べる分だけ取り出して、食べやすいようにしていただきます。
常温のところで、1か月くらいは大丈夫だそうです。

さっぱりとして、柚子の香がほのかにする美味しい漬物ができました。
母が作るものと同じような味です。
今回は、小さめの柚子の皮1個分使いましたが、もう少し香りをつけるためには、柚子の皮を多めに入れてもいいと思います。
毎日のお弁当の隅っこおかずとして重宝しています。
こうして、少しずつ母の味を覚えていきたいと思います。