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「食・レシピ」

鹿児島の郷土菓子「ふくれ菓子」を初めて作ってみたら、美味しく出来ました!


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鹿児島の家庭のおやつとして親しまれている「ふくれ菓子」。これまで市販のものを買うばかりだったのですが、今回、思い立って作ってみたら、ふっくらもちもちの美味しい「ふくれ菓子」ができました。

ふくれ菓子を作ろうと思ったのは、「さつまいもでんぷん」の存在を知ったからです。料理のとろみづけやお菓子作りにとても便利だと最近知りました。

さつまいもでんぷん
これは便利!いろいろ使える「さつまいもでんぷん」
これは便利!いろいろ使える「さつまいもでんぷん」鹿児島の母は、料理のとろみづけやお菓子作りに欠かせないと「さつまいもでんぷん」を多用していますが、実は、全国で製造されているのは鹿児島県...
ふくれ菓子などに1~2割のさつまいもでんぷんを混ぜるともちもち感が増します。

そしてパッケージの裏に、「ふくれ菓子などに1~2割のさつまいもでんぷんを混ぜるともちもち感が増します。」と書いてあったので、「さつまいもでんぷんを入れて、ふくれ菓子も作ってみよう!」と思い立ち、初めて作ってみる事にしました。

といっても、作り方や材料がわからないので、以下の二つのサイトを参考にし、材料を少しアレンジして作ってみました。

ふくれ菓子の材料

  • 小麦粉・・・200g
  • さつまいもでんぷん・・・50g
  • 粉末黒砂糖・・・180g
  • 食用重曹・・・6g
  • 酢  ・・・25g
  • 水・・200㏄
  • 塩・・ひとつまみ
ふくれ菓子の材料

ふくれ菓子の作り方

  1. まず、小麦粉、さつまいもでんぷん、重曹、塩を一緒にして、ふるいにかけます。
    小麦粉、さつまいもでんぷん、重曹、塩を一緒にして、ふるいにかけます。
  2. 粉末黒砂糖も、ふるいにかけます。
    粉末黒砂糖は、粒が大きいものもあるので、スプーンで押しつぶしながらふるいにかけました。どうしても粒が残ったものは、そのまま入れましたが、出来上がった「ふくれ菓子」の中に粒は残っていなかったので、少しくらい粒があっても大丈夫だと思います。
    粉末黒砂糖も、ふるいにかけます。
  3. ①と②をさっくり混ぜ合わせます。
  4. 酢とお水を合わせ、③に入れてかき混ぜます。
    ※お酢を入れるのは、重曹の苦みを消すためだそうです。
    酢とお水を合わせ、③に入れてかき混ぜます。
  5. 容器に流し入れます。
    ※私は、直径18センチのケーキ型にクッキングシートを敷いて使いました。
    容器に流し入れます。容器に流し入れます。
  6. 蒸し器に入れて、蒸します。
    蒸し器に入れて、蒸します。15分くらい蒸してくると、ふっくらと膨らんできます。
    15分くらい蒸してくると、ふっくらと膨らんできます。
  7. 30分くらい蒸して出来上がりです。
    30分くらい蒸して出来上がりです。
  8. 出来上がったものをサランラップで包んでしっとりさせると良いそうです。
    出来上がったものをサランラップで包んでしっとりさせると良いそうです。初めて作ってみましたが、ちゃんと膨らんで、イメージした通りの「ふくれ菓子」ができました。
    作り方も、分量をきちんと量って混ぜるだけだったので、そんなに難しくはありませんでした。
    初めて作ってみましたが、ちゃんと膨らんで、イメージした通りの「ふくれ菓子」ができました。

さあお味はどうでしょうか?
うん、美味しいです。なつかしいふくれ菓子の味です。

市販のものよりも、たしかにもちっと感があって、パサパサしていません。さつまいもでんぷんを入れたからかなあと思います。

祖母の家に行くと、お茶うけは「ふくれ菓子」か「げたんは」が多かったように思います。「かるかん」よりもちょっと庶民的なかごしまの郷土菓子。

50過ぎて初めて作った「ふくれ菓子」ですが、洋菓子よりもこういう素朴な和菓子がしみじみ美味しく感じる年代になってきました。

これからお茶うけに、思い立ったら作っていこうと思いました。


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