ご近所のおじいさんから、たくさんのびわをいただきました。空き家となっているご実家の庭のびわの木に、たわわに実ったのだとか。
びわは、日持ちがしないので、さあ大変!
ジャムにしようかとも思いましたが、びわのほんのりした香りと甘さを生かしたいので、シロップ煮にすることに。
さっそく、皮むきと種ぬきにとりかかります。種のまわりの薄皮を丁寧にとった方が口当たりはいいのですが、今回は大量なので、ちょっとてげてげ。
(鹿児島弁で適当ってことです)
大きなお鍋にシロップの材料を入れ、煮溶かします。
(およそ1㎏分)
水 500cc
砂糖 250g
りんご酢 大さじ1(基本は、レモン汁なのですが、急だったのであるもので。煮ているうちにお酢の香りはとんでしまうので気になりません。)
シロップのお鍋に、むいたびわの実を入れ、中火にかけます。
アクをとったら弱火にして、クッキングシートで作った落としぶたをして10分ほど煮ます。
そのまま冷まして、できあがり。あとは冷蔵庫で冷やして、おやつやデザートに!
びわのやさしい甘さと、すこしだけ青い香りがさわやかです。
隠し味に洋酒を加えて、シロップごとゼリーにしたら、大人の味わいに。

シロップ煮になったびわは、ご近所にもおすそ分け。もちろん、おじいさんのところへも里帰り、とても喜んで下さいました。
今ではもう、住む人のいなくなった家の庭で、ひとり実をつけ季節を告げるびわの木。
その姿を想像すると、今年のびわは、いつもとは少し違う味がしました。

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