秋が深まり、焼き芋が恋しい季節。今年もお隣さんから、さつまいものおすそわけをいただきました。
紅はるか、安納芋、紫芋…、品種も形もとりどりの自家製さつまいもを、ごろんごろんと盛大に!なんだかうきうきしてしまいます。

さっそく、さつまいものあったかおやつを作ることにしました。合わせるのは、これまた秋の味、りんご。
なかでも紅玉は、甘酸っぱくて、火を通すととろんとして、この時期必ず食べたくなるりんごです。
レモンも、この時期は採れたての国産が手に入るので、フレッシュな香りが楽しめます。

さつまいもは、よく洗って、皮付きのままアルミホイルに包んで、魚焼きグリルで15分ほど焼きます。
大きなさつまいもは、縦半分に切ってそれぞれアルミホイルに包んで焼くと、火が通りやすいです。

りんごは、皮付きのまま四つに切り分け、それぞれ8ミリ幅くらいのいちょう切りにします。
お鍋にバター30グラムを入れて弱火で溶かし、りんごを入れて軽く炒め、はちみつ大さじ1とレモン汁2分の1個分を加えて軽く混ぜ、シナモン2分の1本(シナモンパウダー少々でも)を入れてふたをし、弱火で10分くらい煮ます。


さつまいもが焼けたら、皮をとり、8ミリ幅くらいに切り分け、リンゴを煮ているお鍋に入れて全体をなじませ、ふたをして3分ほど弱火で煮ます。
あとはふたを取り、大きく混ぜながらしばらく煮ます。とろけたりんごがさつまいもにからみ、すこし照りが出たらできあがり!



さつまいもは、焼くとぐっと甘くなり、なにより食感がほっくり。そこに、紅玉やレモンの酸味が加わってさわやかに。味付けがひかえめな分、素材の味を満喫できます。おやつはもちろん、豚肉料理にも、意外と合いますよ。
木枯し吹く日も小春日も、お芋とりんごのやさしい味わいが、元気をくれそうです。