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「食・レシピ」

鹿児島の台所から


執筆者:

野菜、果物、お肉におさかな、おいしいものいっぱいの鹿児島。

さてさて、きょうはなんにしようかな?
気張らず気取らず、普段着のごはんつくります!

残暑の冬瓜スープ

毎日暑くて、食欲ないなぁ。
そんなときは思い切って、熱々のスープはいかが?

主役は、冬がつくのに夏野菜の冬瓜!

昔は、一抱えほどのビッグサイズでしたが、今は、片手で持てる小ぶりサイズの冬瓜があるので、使い切れずにごめんなさい!って心配はありません。合わせるのは、鶏の手羽中としょうがだけ。
夏野菜の冬瓜

冬瓜は種を取って皮をむき、大きめの一口サイズに。

面取りのひと手間で、口の中でとろけても、お鍋の中ではとろけない仕上がりになります。
冬瓜は種を取って皮をむき

せん切りにしたしょうがを、ごま油大さじ一弱でじっくりいため(弱火)、そこに冬瓜を入れて炒めます。

油がまわったら、そのままふたをして冬瓜に汗をかいてもらいます。(弱火)

手羽中をフライパンで両面こんがり焼きます。(やや強火)
手羽中をフライパンで両面こんがり焼き

手羽中を焼いているあいだに、鍋の冬瓜から水分が出るので、そうなってきたら冬瓜がかぶるくらいの水を入れます。

沸いてきたら、酒大さじ1、塩小さじ1弱、焼けた手羽中を入れてことこと煮ます。15分くらい。途中アクを取って下さいね。
鍋の冬瓜

食べる前に、粗挽きの黒コショウとたっぷりのしそを。

うす味に仕上がるので、お好みで塩や薄口しょうゆを足しても。はじめに濃く味をつけすぎないのがコツです。

冬瓜はほとんどが水分で、味に個性もないけれど、その分鶏のうまみをたっぷり吸いこんでくれます。しかもカリウムやビタミンCも含んだ優れもの。

あつあつの冬瓜が口の中でとろけてうっとり!汗も出るけど、元気も出ます!

冬瓜は、涼しい場所で保管すれば冬までもつから冬瓜なのだとか。以前、試してみたのですが、残念ながらダメにしてしまいました。小さなキズがついていて、そこから傷んでしまったようです。

冬までもたせるには、冬瓜のボディーチェックも大切かも。ただ、野菜不足のこの時期、冬瓜は救世主。郊外の無人販売所や物産館には、大小さまざまな冬瓜がごろんごろんと並んでいます。

冬まで待たずに、今でしょ!冬瓜!

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