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「ぶらり旅」

「星野道夫展」に行ってきました。


執筆者:
久留米市美術館

福岡市から車で一時間ほど。久留米市にある久留米市美術館です。

美術館の庭には、季節ごとに花が植えられ、心が癒されるようなとても素敵な美術館。

心が癒されるようなとても素敵な美術館

こちらの美術館で、現在開催されている「星野道夫展」に行ってきました。

星野道夫さんは、アラスカに移り住み、アラスカの自然や動物、そこに暮らす人々を撮り続けてきた写真家です。

星野道夫さんの等身大のパネル写真写真展で、唯一撮影が許可された、
星野道夫さんの等身大のパネル写真

1996年8月、ロシアでクマに襲われ亡くなってから、20年になる去年、「没後20年特別展 星野道夫の旅」という全国巡回展が始まり、久留米市美術館でも開かれることになったのです。

アラスカの大自然で生きるホッキョクグマ

写真展では、アラスカの大自然で生きるホッキョクグマや、ザトウクジラ、アザラシなどの動物の写真や、神秘的なオーロラ、季節ごとに変わりゆくアラスカの大地、そして、北極海に生きる人々の生活など、およそ250点が展示されています。

アラスカの自然を熟知し、深い観察力と忍耐があり、そして、対象の自然や動物たちを愛しんでいるからこそ撮れる珠玉の作品が並びます。

その圧倒的な自然のスケールや動物たちの表情に心を打たれ、日常の些細な出来事や感情から、少し解放されたひと時でした。

実は、星野道夫さん、エッセイストとしてもしられています。
その代表的な一冊が「旅をする木」です。

その代表的な一冊が「旅をする木」

アラスカの自然やそこで暮らす人々について、とても優しく静かな文章で綴られていて、生き方を見つめなおしたり、人としての幸せを考えたり・・

生きるエッセンスになってくれるような本です。

ここからは内輪の話になりますが、てのんの活動を始めるにあたり、3人の雑談の中から、それぞれが星野道夫さんの書くエッセイに心を惹かれていることがわかり、その偶然に驚き、また、同じ思いの3人である事が嬉しく思いました。

写真展に星野さん直筆のメッセージが展示されていました。

短い一生で 心魅かれることに
多くは 出合わない
もし見つけたら 大切に・・ 大切に・・

私達のてのんも大切にしていきたいと思っています。

※久留米市美術館は9月3日まで開催。

今後も全国を巡回する予定があるそうです。
鹿児島でも開催されるといいですね。

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